東京外国語大学言語モジュール

 各モジュールについての詳しい説明

■モジュール教材
TUFS言語モジュールは「モジュール的発想」に基づいて作られた、新しいタイプのウェブ教材です。子供向けの雑誌に、よく付録の教材がついていましたね。
それを組み立てるとき、あなたは設計図どおりにやりましたか。最後に同じものができるのであれば、皆、それぞれのやり方があっていいのではないのでしょうか。
ある程度まで互いに独立しながら、全体として一つのまとまりをもった言語教材のことをモジュール教材と呼びます。
TUFS言語モジュールは、発音、会話、文法、語彙の4モジュールで構成されます。
またウェブ教材の利点を活かして、4つのモジュールはゆるやかにリンクされています。モジュール化により、どのモジュールからでも自由に言語を学習できます。

発音モジュール ■実践編
発音は外国語の大切な顔です。
この「実践編」では、できる限りユーザーフレンドリーな教材の開発を目指しました。
そのため、音声学の専門用語をできるだけ避け、平易な説明を心がけました。
まず最初に、詩などの朗読を聴いて、その言語の響きを知ることから始めます。
学習者のことを考え、発音学習に3つの目標を設定しました。
「サバイバルのためにこれだけは」、「円滑なコミュニケーションのために」、「~語らしさを身につける」の3つで、これらの目標設定は全ての言語で同じです。
例文には日常的な語彙や表現を用い、実用的なコミュニケーションに役立つように工夫しました。
また、ウェブ教材の特色を活かした練習をたくさん入れ、問題を解きながら発音が身につくようになっています。
■理論編
「理論編」は、「実践編」をすでに学んだ人、あるいはフランス語の知識のある人が、さらにステップアップできるような自習教材を目指しています。
そのため、大学の授業等で副教材として利用されることを前提にし、音声学や音韻論の基礎も学べるように、専門用語や発音記号を使用しました。
最初に言語概説があります。次に文字の説明、そして個々の音の習得、綴り字と発音、音節、アクセント、イントネーションへと進みながら、積み上げ式で発音を学びます。
個別言語の音声学の入門として、IPAモジュールとリンクし、調音位置をイメージと音声で確認できるようになっています。
また例文を会話モジュールから引用することで、インタラクションを実現しています。
個別言語の発音を習得した人で、様々な言語の音声を学びたい人は「IPAモジュール」をご覧ください。

会話モジュール ■教室用
会話モジュールでは、「挨拶をする」や「感謝する」のような、ことばの基本的な機能を、会話を通して具体的な場面のなかで学びます。
基本的な機能は全部で40個あり、それらはすべての言語に共通しています。
「教室用」ページは、大学の授業等で使用されることを想定して、オールインワンの画面構成になっています。
最初に40機能のどれか1つを選んでみましょう。
左下にはダイアログの状況が簡単に示されています。まずは動画を再生して、内容を想像してみるといいでしょう。
右下のボタンで学習言語と日本語訳の表示を切り替えることもできます。ロールプレイをしたいときは、会話者のボタンを押します。
1つ1つの発話を再生して聴くこともできます。いろいろな使い方を1つの画面にコンパクトに詰めこんだのが、このページの特徴です。
■学習者用
会話モジュールでは、「挨拶をする」や「感謝する」のような、ことばの基本的な機能を、会話を通して具体的な場面のなかで学びます。
基本的な機能は全部で40個あり、それらはすべての言語に共通しています。
「学習者用」では、学習者の目的に応じていろいろな角度から学習できるように、4つの学習モデルを設定しました。

モデル1:「聞く・話す(ロールプレイ)」 どちらか一方の役になりきって会話を練習します。
文字を見ないで即時の応答ができるようになれば、話す能力の向上につながります。
モデル2:「読む・話す(音読)」 どちらか一方の役になりきって会話を練習します。
文字を見ないで即時の応答ができるようになれば、話す能力の向上につながります。
モデル3:「聞く・話す(ディクテーション)」 どちらか一方の役になりきって会話を練習します。
文字を見ないで即時の応答ができるようになれば、話す能力の向上につながります。
モデル4:「読む・書く(コピーイング)」 どちらか一方の役になりきって会話を練習します。
文字を見ないで即時の応答ができるようになれば、話す能力の向上につながります。

文字を読んで書き写す練習をします。書く能力を養うとともに、文字に親しみながら意味を読み取ることを目的とします。

各自の目的にあわせて、どれか1つのモデルを選び、画面の指示にしたがって学習しましょう。

文法モジュール 文法モジュールは、大学等で初めてその言語の文法を学ぶ人のために開発されました。
いわゆる初級文法を学習するための教材です。もちろん初級文法を復習する人にも適しています。
また学習者に配慮し、名前はいろいろですが、「実力養成コース」、「標準コース」、「~語に触れる」など、複数のコースを設定している言語もあります。
個別言語の文法を習得した人で、様々な言語の文法を対照させながら学びたい人は、「通言語文法モジュール」をご覧ください。
このページは言語学の入門としても利用可能でしょう。

語彙モジュール 語彙モジュールには、初級の学習者を対象として、日本語能力試験4級の基礎語彙をもとに各言語に特徴的な語彙を加えて、おおよそ700語から900語の基本的な語彙を収録しました。
語彙の意味分類は国立国語研究所の『分類語彙表』に基づいています。
例文において会話モジュール、文法モジュール、発音モジュールとのリンクを実現しました。
基礎語彙を学習するために、「場面による学習」と「意味分類による学習」の2つのコースを用意しました。
語彙モジュールでは簡単な単語検索を行えます。
「分類語彙表検索」は類義語集(シソーラス)として検索できます。「文字検索」では頭文字による単語検索ができます。
「単語検索」では前方、後方、完全一致またはあいまい検索が可能です。

【連絡先】21世紀COE「言語運用を基盤とする言語情報学拠点事務局」

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