これだけは覚えよう
1 広く、人と人の間のものや情報のやりとりを表わすときは、次のような構文をとります。
(N1は/が)
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N2
[相手]
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に
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N3
[対象]
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を
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Vます
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N1:行為の主体
N2:行為の相手(人)
N3:やりとりされるものや情報など
(4)佐藤さんにプレゼントをあげます。(085参照)
2 「に」は助詞です。非常にいろいろな関係を表わしますが、ここでは、ものや情報のやりとりの相手を表わします。(「格助詞」の解説Ⅲ参照)
余裕があれば
3 N1がものや情報を受け取る場合にも、「N1がN2にN3をVます」という構文を使うことがあります。
(7)佐藤さんにプレゼントをもらいます。(「やりもらい」参照)
¶この場合、「Nに」は「Nから」になることがあります。「から」は助詞です。出発点などを表わします。(「格助詞」の解説
Ⅵ参照)
4 「N1がN2にN3をVます」の構文は、他のタイプのことがらを表わす場合にも使います。