これだけは覚えよう
1 「でしょう」(普通形「だろう」)は、話し手が確認していないことを推量して述べるときに使います。
(Nは/が)
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V(普通形)
Aい
NA
N
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でしょう
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(3)A:この問題は、あしたの試験に出るでしょうか。
(5)A:あそこに人がいますね。あの人はだれでしょう。
2 「でしょう」は、普通形に接続します。ただし、「Nだ」「NAだ」は「N」「NA」となります。「た形」「ない形」にも接続します。
3 「Nは/が」が何であるかわかっている場合は、「Nは/が」を省略することがあります。
4 「でしょう」で表わされる推測は主観的で、はっきりした根拠をもちません。
5 推測する気持ちがなくても、丁寧に質問するときに「~でしょうか」を使うことがあります。
余裕があれば
6 「でしょう」の普通形は「だろう」です。
7 「~でしょう」で終わる文の文末を上昇調にして、自分の考えが正しいことを聞き手に確認するよう求める表現があります。
¶また、聞き手の認識や記憶を聞き手自身に確認させる場合もあります。この場合は上昇調を取らないこともあります。