疑問副詞
モンゴル語にはいくつかの疑問副詞があります。これらは、疑問代名詞が格語尾をとったものを補充する形で、文の補語や状況語をたずねる質問文で用いられます。
疑問副詞を持つ質問文は、疑問代名詞を持つ質問文と同じく助詞 вэ を使って作られます。
一般に使われる疑問副詞は次のとおりです。なお、これらの中には、語源的に、ある語幹や語根に接尾辞または語尾が接続して成立した形のものがありますが、それらは、現在では自由に着脱して意味を変えることができなくなっており、ここではひとつの独立した疑問副詞と見なします。
時点
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хэзээ
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いつ
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хэдийд
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場所
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хаана
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どこに
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хаа
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方角
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хаашаа
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どこへ
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通過点
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хаагуур
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どこを通って
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空間的起点
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хаанаас
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どこから
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時間的起点
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хэзээнээс
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いつから
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程度
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хэр
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どのぐらい
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хэдий
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方法
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хэрхэн
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どのように
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яаж
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原因・理由
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なぜ
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яагаад
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хэдийд は хэзээ よりもやや幅の広い時点をたずねるというニュアンスがあります。
хаа はややくだけたスタイルで用いられます。
Чи одоо хаа байна? 今どこにいる?
хэр と хэдий は、主として他の修飾語や状況語を修飾する用法で用いられます。
хэр том どのぐらい大きな
хэдий хэмжээний どのぐらいの水準の
яаж はふたつの意味・用法で用いられますが、хэрхэн と組み合わせて хэрхэн яаж という複合語の形で使うと方法をたずねていることがはっきりします。
хаа という語根を持つものは、独立した疑問副詞ではありますが、元の語根の名詞的な性質も残しており、属格による修飾を受けることができます。
Монголын хаана モンゴルのどこに
хотын хаагуур 街のどこを通って
上記のほか、疑問代名詞 хичнээн 「どのくらいのもの」程度を表す疑問副詞として用いられることがあります。
Танд хичнээн хэрэгтэй вэ? あなたにはどのぐらい必要ですか?
疑問副詞は、たずねようとする補語や状況語の位置にそのまま置かれます。
Маргааш яаж явах вэ? 明日どのようにして行きますか?
Танай охин хэзээ сургуульд орох вэ? おたくの娘さんはいつ学校に入りますか?